SCREEN★FANTASY

SCREEN★FANTASY

蝉の鳴き声が煩い。
日射しが眩しい。
ついでに言うと、点滴の管が鬱陶しい。
40代半ばの男、桑島平(くわしま たいら)は、先日、不覚にも酔った所を、ヴィランズを語った人間に誘拐監禁され、相棒の女刑事に助けられた。
「おいおいおいおい、まじか…こんな所に、載ってるなんて、かっこわりぃ…いつのまに、あいつ、取材受けたんだ」
銀幕市の最新ニュースも掲載されていると言う、銀幕ジャーナルに、自分の失態が載っているのだ。
「あら…では<<ベテラン刑事、処刑される。相棒、間に合わず。>>と言う、見出しの方が良かったですか?元気そうで何よりです。」
桑島が慌てて振り向くと、命の恩人であり、自分の相棒でもある、流鏑馬明日の姿が有った。
「メイヒっ、よぉ…」
「退屈でもしてるんじゃないかと思って…桑島さんの好きそうな本、持って来ました。」
バッキーのパルがヒップバックの中から、文庫本を、押し上げる。
「本かよ、オレぁ、活字読むのは、苦手なんだよなぁ……」
と言いつつ、ぺらぺらと、ページをめくると、絵だけチェックしていく。
「その量だと、2、3日は暇つぶし出来ると思います。じゃぁ、まだ、仕事中なので…」
お見舞いに、本だけ置いて、明日は病室を後にした。
残された桑島は相変わらず、絵だけをチェックしている。
「ファンタジーねぇ…冒険ってのは、オレの好みだけどよぉ……」
ピロリロ_
『冒険に、出発しますか? →はい  いいえ』
桑島の目の前に、急に黒背景に白文字のスクリーンの様な物が現れた
「……………………はぁ!?なんだ、これは!?…あっ」
ポチッ…
『ようこそ、タイラよ。そういえば、お前は、なんの職業だったかな?』
目の前に、王様らしき人物…周りはゴツイ兵士…広い部屋…高い天井…etc…etc…etc…
「いやいやいや…えええええ!?」


突然、あなたの目の前に、ゲーム画面が現れました。
ファンタジーRPGが題材となった映画のムービーハザードらしいです。
この冒険に参加するか否かはあなた次第。
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シュウ・アルガ。 魔王。すっごく悪巧みしてそうで、実は、柘榴さんの、呪いには弱い魔王。部下は、結構自由奔放型が多いが気づいていない。
流鏑馬 明日。 格闘家。勇者側。独特な雰囲気を持っていて、ふいに、ヴィクトリ−っ!と叫ぶらしい。そのタイミングは不明。
浅間 縁。 格闘家。勇者側。幼い頃に魔王に、給食を横取りされて、食べ物の恨みは怖いわよ?と、勇者達と旅をする事に…。オヤツ常備。
リゲイル・ジブリール 。 勇者。ヒーロー有る所、悪有り。と、丁度旅をしていたら魔王とかなんとか噂を聞き付け、目標は打倒魔王に。
クレイジー・ティーチャー。魔法使い。敵側。本当は無類の理科好きなのに、自分を魔法使い信じて疑わない、悪運の強い理科教師(?)。
ランドルフ・トラウト。 ボス。「勇者達は村人と一緒に、お前を実験体にしようとしてる」と魔王に騙されている。基本優しく、後に仲間に。
柊木 芳隆。 魔法使い。ハザードに呑まれている事を理解し楽しみがてら散歩途中、桑島に出会い、加勢するうちに、勇者の頼りになる仲間へ。
ヘンリー・ローズウッド。 謎の紳士。マジシャン、怪盗、探偵と、幾つもの顔を持つ。敵側勇者側に情報を送り引っ掻き回しては傍観して楽しむのが趣味。
岡田 剣之進。 剣士。はるばる、遠い国から剣の道を極める為やってきた。ゆきと出会い同郷のよしみで何か買おうとするのだが…お金…足りる…?
ゆき。 商人。いつもにこにこ現金払い。品揃えが豊かで、贔屓にしている客も多い。が、買うもの皆客なので、敵対した者同士が出会う事も有り。
斑目 漆。 忍者。敵側。魔王が呼ぶと、天井からすかさず現れる狐面の男。表情が読み取れないので、魔王も、何を褒美にするかいつも迷うらしい。
鬼灯 柘榴。 情報屋。基本中立で面白いネタの代わりに相手の知りたい情報を与える、ギブアンドテイク精神。中立ゆえに、不利な情報を与えられる事も。呪い大得意。
バロア・リィム。 闇魔導師。敵側。猫ミミローブ鼻眼鏡なプレーン的存在。ドルフさんに悪知恵与えたり、魔王に金曜日は卵の特売日を教えたり、頼もしい。
シャノン・ヴォルムス。 スナイパー。勇者側。そのマントは、勇者の印よ!と…同じマントが理由で勇者に見込まれた凄腕スナイパー。野菜を食べないのが玉に傷。
ルア。 ボス。ボスと言っても、魔王も対応に困る程のマイペース。いつの間にか勇者側に馴染んで、ダダこねをしているらしい。はたして作戦なのか…作戦…では、なさそうな気も。
梛織。 色々とつっこみ要員。勇者側。特攻かけたり、ボケは何でも来いでツッコンだリ。パーティーに1人は欲しいポジション。ツッコミ属性の桑島とツッコミのバトルが…!!(無い)
取島 カラス。 放浪画家。ある街で、勇者側、敵側どちらとも出会い、どちらとも仲良くなってしまう。戦闘に巻き込まれ、スケッチブックを汚すと、なんと、人格が…!?
ジョニ−。 サーカス団ピエロ。魔王の城近くの街で勇者達と出会い、魔王情報を教えてくれる。レインボーアフロを売り付けるのが趣味。アフロの効果は餞に敵の注意を引きつける。
古森 凛 。 吟遊詩人。勇者側。情報収集や、特殊効果が使える演奏をしてくれる。物知りなので、仲間に色々な事を聞かれ頼りにされている。戦闘以外でも演奏し、皆を和ませる。
(桑島 平。) 刑事。なんのことやら、解らず。想像力が乏しいのに、そのままファンタジーな世界へ。柊木さんと出会い同行して貰う。柘榴さんにからかわれる事もしばしば。
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以上、参加者様の、役柄を、独断と偏見も入りつつ、解説してみました。
イラストは、なんだか、長くなってしまい、申し訳有りません。1人見せ場1シーンみたいな…(何処かで聞いた事有る言葉)

もう少し縮小して、みたい方は、こちら↓

小(軽い)

中(重い)


微妙に『うちの子、こんな顔じゃないわ!』『そんなシーン、頼んで無いわよ!』と思っている方…スミマセン。
自分の、画力が足りないために……(がくり。)
これにこりず、今度、もし何か、企画をする事が有れば、参加してやって下さい。
一時はどうなる事やら…と思いましたが、何とか完成出来て良かったです。
多くの、有難うございました〜。(ぺっこり)